こんにちは!
作業療法士のあべちゃんです。
利用者さんにリハビリテーションが必要なんだけど、理学療法士と作業療法士の2種類があって、「一体、なんなんだ〜!」という疑問を少しでも解決できたらなと思います。
一般的によく聞くイメージとしては、「精神」「手のリハビリテーション」ではないでしょうか?
訪問看護ステーションを開設された方もこういった点から「作業療法士って需要あるのかな?」ってご不安になられることがあるかもしれませんね。
では、「作業療法士とは何ぞやっ?」って話に戻ると….
作業療法の定義は次の通りになります。
作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。
(註釈)
・作業療法は「人は作業を通して健康や幸福になる」という基本理念と学術的根拠に基づいて行われる。
・作業療法の対象となる人々とは、身体、精神、発達、高齢期の障害や、環境への不適応により、日々の作業に困難が生じている、またはそれが予測される人や集団を指す。
・作業には、日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、人が営む生活行為と、それを行うのに必要な心身の活動が含まれる。
・作業には、人々ができるようになりたいこと、できる必要があること、できることが期待されていることなど、個別的な目的や価値が含まれる。
・作業に焦点を当てた実践には、心身機能の回復、維持、あるいは低下を予防する手段としての作業の利用と、その作業自体を練習し、できるようにしていくという目的としての作業の利用、およびこれらを達成するための環境への働きかけが含まれる。
これをかみ砕いてお伝えすると…
作業療法士は
日常の基本動作を発展させた応用的動作や社会適応動作のリハビリテーションを行います。
具体的には
- 食事の練習
- 入浴の練習
- 着替えの練習
- 料理の練習
他にも、運動や手工芸、仕事や遊びなどを取り入れる場合もあります。
リハビリテーションの行方は、対象となる方、一人一人が必要する作業によって色々となります。
そのため、対象となる方に希望を聞いたり、ご家族と面談をしたりしながらその人の大切な作業を決めていくのです。
では、私たち作業療法士が言う作業とはなんなのか?
一言でお伝えすると..
食べたり入浴したり、家事や仕事、趣味活動など人が関わるすべての諸活動のこと
この趣味活動というのがミソです。
・手工芸
・運動
・釣り
・料理
・会話
本当にありとあらゆるものが「作業」となるのです。
これらの活動を通して行うのが作業療法士の作業療法です。
個人的な意見ですが、地域で働くとこんな堅苦しいのではなく、単純に私は「なんでも屋さん」と思っています。
それでは次回、またお会いしましょう。
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