こんにちは!
今日は「折り紙訓練の効果」について簡単に解説していきます。
折り紙と聞けば、昔の遊びと考えてしまうのですが、これが想像以上にリハビリテーションでは大活躍です。
ヒトは目で見た情報を瞬時に脳で処理しています。
それは、色、匂い、形、固さ、物までの距離などです。
折り紙を折る作業となると、まずは折り紙を選ぶ段階で「これは何色なのか?」「何色を扱おうか?」といったことが必要とされます。
次に、折る段階では、「角と角を合わせる」「裏返す」「次の展開は?」「三角に折る/視覚に折る」「折り返す」といった様々な情報を脳で処理していきます。
そして、処理した情報を目と手を使って行います。(=協調する)
指先の細かな動作練習になるほか、情報を脳で処理する能力が求められるので、非常にいいリハビリテーションとして、私は愛用しております。
特に、折鶴などは折る工程数が多く、女性の場合であれば、幼少期には一度でも折ったことがあるので、昔を思い出す作業(回想法)にも相性抜群です。
こういった意外と、「ただの遊び」に見えることが、脳の処理機能を活性化させるほか、指先の細かな動作の練習(巧緻機能訓練)となるので、皆様にもぜひ、ご活用いただければと思います。
コメント