みなさん、こんにちは、理学療法士の野間です。
もうそろそろ6月に入りますね。
6月といえばみなさんお好きではない梅雨の時期到来になります。
梅雨の時期にさまざまな方々の感じるのが「雨が降ると膝、腰が痛い」という症状です。
今回はこの梅雨時期の痛みについてご説明と役に立つ対処方法をお伝えしていきます。
少しでも痛みを和らげて快適な一日にしましょう。
- なぜ梅雨の時期に痛みが強くなるのか
- 梅雨の時期の痛みに関しての対処方法
雨が降るとなぜ痛い?気圧が関係している。
まず、痛みがなぜ起こるのかについてご説明します。
雨が多いというのは低気圧が停滞していることが多くみなさんこのような画像をよく見ませんか?

これは5月25日に撮影された天気図です。
よく見ると低気圧が多く下の方には梅雨前線もあります。
この気圧が低い状態(低気圧)がいることで身体にさまざまな影響を及ぼします。
その影響とは
- 気圧が低くなると高めようとする作用が出る
- 交感神経、副交感神経が働き自立神経の乱れが生じる。
順に説明します。
1.気圧が低くなると維持のために高めようとする作用が出る。
みなさん、山登りなんかはしたことはありますか?
高い山に登った際に持ってきた密封された袋が膨れ上がっているなんてことが見られます。
一般的に袋で密閉されているものは一定の圧によって保たれています。
しかし山に登ることで山の頂上付近では気圧が低くなり、外の圧が弱まったことで内側から押す力が強まるという原理が働きます。
これは人間の関節にも同じような作用が生じます。
人間の関節の間には関節包や靭帯と言われるものがあり関節の内圧が高くなることで靭帯や関節包も外側へ引っ張られます。
それによりストレスが加わり痛みが生じやすくなります。
これがいわゆる関節痛につながるということです。
2.交感神経、副交感神経が乱れ痛みが生じる
気候の変化によって人間の身体はそれに対応しようと身体を興奮させ働くよう呼びかけます。
興奮させる神経が交感神経と言われるもので
交感神経には血管収縮したり血圧を上げたり、呼吸を促通したり心拍数を増やしたりなどさまざまな作用があります。
副交感神経はその逆でリラックス時に働き血管を広げたり、血圧を下げたり、呼吸を緩やかにする作用があります。
交感神経ばかりが働くことで血流が悪くなり例えば脳への血流悪化による片頭痛、めまいなどが見られます。
身体の安定を保つためには交感神経神経と副交感神経のバランスが重要となってきます。
今までの2つで私たち自身が改善できそうなのは現在説明した交感神経と副交感神経のバランスを整えるという部分になります。
ではどのように対処していけばよいのかご説明いたします。
梅雨時期の痛みの改善方法(リラックスしましょう)
簡単に取り入れやすいのは
- 入浴で体を温めてリラックス
- ストレッチを行い血液の流れをよくする
- サポーターを使用し精神的安定となるものを身につける。
- 生活のリズムを整える
- 適度な運動で神経バランスを整える
雨が降ると適度な運動なんてできないかもしれませんが外に出る以外でも
いつもよりも足踏みをしてみる。
スクワットをしてみるなどできることはあります。
また身体を起こさなくても寝たままで手を上げるや足を上げてみるなんてことも立派な運動になります。
今回の記事を読んでいただき梅雨時の痛みの緩和を行いましょう。
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